「半平屋ってそもそもどんな家?」
「平屋・2階建てよりも暮らしていてメリットがある?」
開放的なリビングの平屋やローコストな平屋の人気が高まると共に、平屋に小規模の2階をプラスする「半平屋」や「ほぼ平屋」などと呼ばれる間取りの人気も近年高まっています。
しかし、平屋について予備知識があっても半平屋については詳しく知らない方も多いでしょう。そこでこの記事では、半平屋とはどのような家なのか、住むことのメリット・デメリットについて詳しく解説しています。
平屋や2階建てとは性質の異なる家づくりが可能なので、「半平屋について知りたい」という方も、「平屋・2階建てを検討しているがしっくりこない部分がある」という方も、ぜひ最後まで読み進め、家づくりの参考にしてください。
また、解説に入る前に家づくりを失敗させないために1番重要なことをお伝えします。
それは、1番最初にマイホーム建設予定に対応している住宅メーカーからカタログを取り寄せてしまうこと。
これから30年、40年と生活をするマイホーム。絶対に失敗するわけにはいきません。
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マイホームは人生の中でもっとも高い買い物。 一生の付き合いになるわけですから、しっかりと情報収集せずに住宅メーカーを決めるのは絶対にやめて下さい。
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それでは解説をしていきます。
半平屋とはどんな家?平屋のような2階建ての家

「平屋みたいな2階建てを最近よく見る」という方も増えてきているのではないでしょうか。それらは半平屋と呼ばれる、平屋にコンパクトな2階を追加した住宅です。
ロフトや小屋裏部屋を追加した家も半平屋のように呼ばれることもありますが、建築基準法施行令によるとほとんどの場合で居室とは認められておらず、1階建てに分類されます。
そのため、半平屋とは2階に子ども部屋や書斎を設けた住宅のことを指しており、半平屋では2階建てのように子どもが大きくなってからでも快適に住めたり、在宅勤務の際の仕事場として活用したりすることが可能です。
ロフトや小屋裏物置は、半平屋の2階とは扱いが違います。取手市が示す取扱いでは、階数にも床面積にも算入しない小屋裏物置に、いくつもの条件が付きます。用途が収納であること、水平投影面積が設けられた階の床面積の2分の1未満であること、最高の内法高さが1.4m以下であることなどを、すべて満たさなければなりません。
条件を外れれば居室や階として扱われ、建ぺい率や容積率の計算も変わってきます。運用には自治体ごとの差があるため、最終的な判断は確認申請を出す先へ確かめてください。半平屋の2階は人が過ごす居室として計画する部分であり、収納として認める小屋裏物置とは目的が別です。
半平屋は、1.5階建てや準平屋、平屋風2階建てとも呼ばれています。ただし、これらは法令上の独立した建物区分ではなく、住宅会社や住まい手が使う通称です。パナソニック ホームズが1.5階建てのモデルとして示しているように、1階にLDKと水回り、主寝室をまとめ、床面積の小さい2階に子ども部屋などを置く2階建てを指します。
通常の2階建てとの違いは、階数ではありません。生活の中心をどちらの階に置くか、上下階に床面積をどう配分するかが分かれ目になります。
フラットでコンパクトな暮らしをしたいけど部屋数も必要、という方に特に向いている間取りといえるでしょう。
間取りのイメージをつかむには、公開されているプラン例を見るとわかりやすいでしょう。パナソニック ホームズの1.5階建てプランは、延床面積130.15㎡(39.36坪)、1階が90.97㎡(27.51坪)、2階が39.18㎡(11.85坪)という配分でした。
1階にはLDKと水回り、ファミリークローゼットをまとめ、2階はプラスワンの空間として計画されています。日常の家事も就寝も1階で完結し、2階は必要なときだけ上がる場所という役割分担です。この配分をどう変えるかで、1階に必要な建築面積も、求められる土地の広さも動きます。なお、ここで挙げた数値は1社のプラン例であり、半平屋の標準的な面積を示すものではありません。
半平屋の家5つのメリット

半平屋は平屋の暮らしに必要最小限の2階スペースを加えた間取りの家です。
平屋と2階建ての良いとこ取りともいえる性質を持つ半平屋には、以下のような5つのメリットがあります。
- 効率の良い生活導線を作りやすい
- 家族との距離間を保ちやすい
- 平屋よりも広い間取りの家を建てられる
- 半平家特有のおしゃれな外観が可能
- 1階で家事が完結するので効率が良くなる
それぞれ詳しく解説します。
1.効率の良い生活導線を作りやすい
半平屋は平屋同様、生活を1階のみで完結させられるため、2階建てより効率の良い生活導線が作りやすいです。
また、平屋には部屋数が多くなると導線が長くなってしまうデメリットがあり、行先によっては廊下を延々と歩かなければならないこともあります。
半平屋は子ども部屋や物置を2階へ逃がせるため、1階の動線を短くまとめやすい形です。ただし、部屋の置き方しだいで階段の上り下りが増えるので、間取りを詰めずに動線が良くなるわけではありません。短くするための条件は決まっています。キッチン、洗面脱衣、物干し場、毎日使う収納を1階に集めること、そして階段を日々の家事ルートから外すことです。図面ができたら、玄関から収納まで、洗濯機から干し場と収納まで、寝室からトイレまでの3つの経路を指でたどって、無駄な往復がないかを確かめてください。
2.家族との距離間を保ちやすい
半平屋は家族のライフスタイルに合わせて1階と2階で部屋を分けられるため、プライベートに配慮した間取りを簡単に作れます。反対に、ワンフロアの間取りの平屋では、プライベートスペースを設けることは難しく、家族同士の物理的な距離が近いです。
「静かに仕事をしたいのに集中できない」「物音で起こしてしまう」といった悩みも平屋では発生しやすいでしょう。家にいるとかえって気を使って疲れてしまうリスクもあります。
半平屋は生活の場を上下に分けられるので、視線が交わる回数は確かに減ります。ただし、視線を切ることと音を止めることは別の話です。吹抜けやリビング階段があると、1階の会話や物音は2階へよく届きます。書斎や寝室を静かに使いたいなら、配置に条件が付きます。部屋を吹抜けに直接面させない、扉のある廊下やホールを一つ挟む、洗面や浴室、階段など音の出る場所から離す、といった工夫です。距離感は階数ではなく、間に何を置くかで決まってきます。
3.平屋よりも広い間取りの家を建てられる
同じ敷地面積で平屋と半平屋を建てた場合、2階スペースがある分、半平屋の方が部屋数を多く確保することが可能です。
子ども部屋や書斎など、平屋では諦めなければならない部屋も、半平屋であれば設けることができるでしょう。
「2階建てほどは必要ないがゆとりのある家を建てたい」と思われる方には、平屋よりも半平屋が向いています。
4.半平家特有のおしゃれな外観が可能
半平屋の家は片流れ屋根や三角屋根を2階と1階を覆うようにかけると、角度によって平屋・半平屋と違って見える外観となります。
こじんまりした平屋のようなデザインが好きな方にも、他の家とは一風変わったデザインが好きな方にも向いた、おしゃれな外観となるでしょう。
また、内観も吹き抜けや高窓によって明るく開放的な空間づくりができるなど、平屋よりも拘りやすいです。
5.1階で家事が完結するので効率が良くなる
半平屋では、2階を子ども部屋や寝室にする方が多いです。キッチン・洗面所・リビングなど主要な部屋は1階にあるので、家事導線をコンパクトにできます。2階建ての家に比べて日々の生活の負担を大きく減らすことができるでしょう。
平屋のメリットと2階建てのメリットを併せ持つ半平屋だからこそ、効率的な生活・家事導線と自由な間取りの両方を叶えることが可能です。
間取りを考える際には、各ハウスメーカーでどのような半平屋が建てられるのかを知っておくと、効率的な導線やデザイン性についても具体的なイメージができます。
下記から一括で資料を請求し自身にピッタリなハウスメーカーを慎重に選んでください。
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半平屋の家5つのデメリット

ここまで半平屋の家のメリットを紹介してきました。半平屋は平屋と2階建て両方のメリットを併せ持ち、コンパクトに暮らしつつも部屋数の確保などが可能です。
しかし同時に、半平屋の家は平屋と2階建て両方のデメリットも併せ持っています。
以下の5つは、平屋や2階建てにも当てはまるデメリットですが、半平屋のデメリットでもあります。
- バリアフリー性に欠ける
- 坪単価が高くなる
- 日当たりが悪くなりやすい
- 広い土地が必要になる
- プライバシーの確保が難しくなる
それぞれ詳しく解説するので、半平屋を建てるかどうかを決める際、または半平屋の間取りを工夫する際の参考にしてください。
音と室温の問題も見落とせません。吹抜けやリビング階段を取り入れた半平屋では、1階の話し声やテレビの音が2階へそのまま届きます。夜に2階で寝る家族がいる間取りでは、来客時や早朝の生活音が気になる場面も出てきます。
暖めた空気は上へ動くため、断熱や気密、窓の配置、空調の計画が足りないと上下階の温度差が生まれます。1階が寒いのに2階だけ暑い、といった不満につながる部分です。
対策は設計の初期に決めておきます。寝室や書斎を吹抜けへ直接つなげない、扉やホールを一つ挟む、吸音性のある仕上げを選ぶ、空調のゾーニングを分けるといった検討を、間取りが固まる前に進めてください。
半平屋で後悔につながるのは、上の5点だけではありません。1階の一部にだけ2階を載せる形は屋根の形状や接合部が複雑になり、雨仕舞いや点検の手間が増えます。屋根の面が増えれば、将来の塗装や防水をやり直す範囲も広がります。子どもが独立したあとに2階をほとんど使わなくなること、階段の掃除や布団、季節家電の上げ下ろしが負担になることも、暮らし始めてから出てくる不満です。
さらに、2階をどの位置に載せるかで1階の採光や構造のバランスも変わってきます。ここに挙げた点は、続く5つの項目の中でそれぞれ具体的に説明します。
1.バリアフリー性に欠ける
平屋は1階で完結した家のためバリアフリー性が非常に高いです。10年後20年後に足腰が弱ってきても、安心して暮らせるでしょう。
しかし、半平屋には2階があります。家を建てた当初は問題なくとも2階への上り下りがつらくなってきた時期に、「平屋を建てておけばよかった」と後悔する可能性も考えられます。
そこで、2階を閉じた状態でも暮らせるかどうかを図面の段階で確かめておきましょう。LDK、キッチン、浴室、洗面、トイレ、主寝室に加えて、普段着と寝具をしまう収納、洗濯物を干す場所まで1階で完結するかがチェック項目になります。ひとつでも2階にしかない機能が残ると、上り下りをやめられません。あわせて、子ども部屋の使い道も先に考えておきます。独立後に納戸や書斎、客間へ切り替えられる広さとコンセント、照明、収納にしておけば、使われない部屋が残る事態を避けられます。
2.坪単価が高くなる
2階建ての家に比べて、平屋や半平屋は屋根と基礎を広く作る必要があります。
建設費用の中でも、基礎工事と屋根工事は特に費用のかかる工事であるため、半平屋や平屋は坪単価が高くなるでしょう。それも、半平屋を建てるデメリットです。
ただし、半平屋にはデザインをシンプルにするなど施工コストを抑える工夫がしやすい特徴もあります。具体的な金額はハウスメーカーと相談してから判断してください。
費用を見るときは、建築確認まわりの条件もそろえておきたいところです。2025年4月に施行された制度改正で、木造2階建ての住宅は原則として新2号建築物にあたります。半平屋も法令上は2階建てのため、建築確認の際に構造関係規定などの図書と、省エネ関連の図書の提出が求められます。
これは半平屋だから上乗せされる費用ではありません。ただし、確認申請や構造の検討、省エネ計算をどこまで見積もりに含めるかは会社ごとに違うので、設計を依頼する段階で範囲をそろえて比べてください。
3.日当たりが悪くなりやすい
2階建ては外と接する部屋が作りやすく、採光を比較的簡単にとることができます。しかし、半平屋や平屋は部屋数を増やすと、外と接しない部屋がどうしてもできてしまいます。
全ての部屋の日当たりを考えるのであれば、建物をコの字型にしたり中庭を設けるなど、間取りの工夫が必須です。
半平屋は2階がある分だけ1階の部屋数を減らせるので、平屋より光を入れやすい形です。ただし、2階そのものが1階に影を落とすため、載せる位置しだいで結果は変わります。検討の前提として、隣家の高さと将来そこに建つ建物、道路の方位、上階の位置まで入れた日照のシミュレーションを出してもらいましょう。そのうえで、高窓、吹抜け、中庭、建物の奥行きを浅くする案を並べて比べます。中庭や凹凸を増やすと外壁と屋根の面積、防水を要する箇所も増えるため、明るさと費用は必ず一緒に評価してください。
4.広い土地が必要になる
2階建ての家と同じだけの部屋数を半平屋や平屋で確保するためには、広い土地が必要になります。同規模の土地ではコンパクトな家しか建てられないことも、半平屋のデメリットといえるでしょう。
平屋に比べると半平屋は小さな土地でも部屋数の多い家が建てられますが、生活に必要な部屋数や土地の価格を考えて、無理そうならば半平屋に拘らないことも住みよい暮らしを送るには大切です。
どれだけ広い土地が要るかは、2つの数字で見当がつきます。建ぺい率は建築面積を敷地面積で割った値、容積率は延床面積を敷地面積で割った値です。1階の建築面積が決まっても、指定された建ぺい率、駐車場や庭のスペース、道路後退、斜線制限や日影規制によって必要な敷地は変わります。何坪あれば足りると一律には決められません。
検討するときは、同じ延床面積の平屋、半平屋、総二階の3案を並べ、1階の建築面積がそれぞれいくつになるかを出してもらってください。1階が小さくなるほど必要な敷地は減り、土地代も下がります。半平屋がどの位置にあるのかが、数字ではっきり見えてきます。
5.プライバシーの確保が難しくなる
子ども部屋を2階に作るなど間取りを工夫できるため、半平屋は平屋よりもプライバシーの確保がしやすいですが、2階建ての家の方がプライバシーの確保は容易にできます。
1人の時間を大切にしたい方は、2階建ての家の方がゆっくり落ちついた暮らしができるでしょう。
半平屋は、コミュニケーションの時間を大切にしつつも1人の時間も持ちたいという家族に特に向いています。
半平屋の価格は高い?

半平屋のデメリットには、間取りに工夫が必要な点や坪単価が高くなる点があります。メリット・デメリットを見比べ、半平屋を建てるかを判断する際役立ててください。
また、ここでは半平屋・2階建て・平屋のそれぞれの家の価格について詳しく解説するために、同程度の規模だったケースの価格の違いを順に紹介します。
金額の感覚をつかむ基準として、2024年度のフラット35利用者調査があります。この調査では、注文住宅の全国平均建設費が3,932.1万円、平均の住宅面積が118.5㎡でした。ただし、これはフラット35を利用した人全体の平均であり、半平屋に限った数字でも、土地代を含んだ金額でも、坪単価でもありません。半平屋と2階建ての価格差を計算する根拠には使えないため、自分の計画がこの水準からどれだけ離れているかを見る出発点として扱ってください。
- 半平屋と2階建ての価格の違い
- 半平屋と平屋の価格の違い
ぜひ参考にしてください。
半平屋と2階建ての価格の違い
半平屋の家と2階建ての家が同規模の場合、2階建ては外壁の面積が半平屋に比べて広いため外装工事の費用が高くつきます。また、ホールやバルコニーの費用も必要です。
しかし、半平屋の方が必要な土地面積が広いため、基礎工事・屋根工事にかかる費用が高額になります。
具体的な工事費用はハウスメーカーや工務店によって大きく異なります。基礎工事や屋根工事が建設費の大きな部分を占める点は変わりませんが、半平屋が2階建てより何割高いといった全国共通の差率は存在しません。2025年の建築着工統計は地上階数別に床面積などを集計しているものの、半平屋という区分は設けられていないからです。比較したいときは、延床面積・構造・断熱性能・設備・外構の条件をそろえた見積もりを取り、金額の差がどの工事から生まれているかを確認してください。
半平屋と平屋の価格の違い
半平屋と平屋では、半平屋の方が基礎工事・屋根工事の面積が小さく済むので、それらにかかる費用は安く抑えられます。しかし、半平屋には2階部分の外装工事や階段など平屋にはない費用が発生してしまいます。
総額がどちらに傾くかは、比較する条件によって変わります。公的な統計に半平屋という価格区分はありません。平屋は基礎と屋根、半平屋は階段や上階の外壁、接合部、構造や断熱の処理と、費用の発生箇所が異なります。同じ延床面積でも、2階の面積配分や階段の仕様しだいで総額は逆転します。半平屋と平屋のどちらが安いかは、条件をそろえた見積もりで確かめてください。
費用を抑えるなら、外壁のデザインを整理するだけでは足りません。まず、1階と2階の耐力壁の位置をそろえ、屋根の谷や段差を減らします。次に、キッチンと浴室、洗面を近くに集め、2階の面積を必要な分にとどめます。バルコニーを設けるかどうかも、早い段階で決めておきたい項目です。見積もりを比べるときは、本体工事の金額だけを見ないようにしましょう。設計料、確認申請の費用、給排水などの付帯工事、外構、空調まで同じ範囲に入っているかを確かめてから並べると、どこで差がついたのかがはっきりします。
半平屋がおすすめの人はこんな人!

半平屋の価格は同規模の2階建ての建物よりも高額です。しかし、半平屋は平屋と2階建て両方のメリットがあるなど魅力の多い住宅であり、半平屋を建てた方が理想の暮らしに近づく方は多く見受けられます。
そこで、ここでは半平屋がおすすめな人とはどういった人なのかを紹介します。コンパクトな間取りにすることで建築費用も安く抑えられるため、以下の2つのケースにあてはまる方は、ぜひ半平屋を検討してみてください。
- 平屋に住みたいけど部屋数も必要な人
- 開放感のあるリビングで快適な暮らしがしたい人
それぞれ詳しく解説します。
平屋に住みたいけど部屋数も必要な人
平屋は部屋数を多くする場合、広い敷地面積が必要です。そのため、「家事導線を効率的にまとめ、コミュニケーションも取りやすい平屋に住みたい」と考えていても、断念せざるを得ない方が多いです。
その点、半平屋は子ども部屋や書斎などを2階に設けることで、平屋よりも狭い土地で家を建てられます。平屋に住みたいが部屋数が必要、という方は半平屋を選ぶのがおすすめです。
開放感のあるリビングで快適な暮らしがしたい人
広いリビングを作れるかどうかは、階数ではなく構造で決まります。半平屋にも2階の荷重がかかるので、選ぶ工法、柱と耐力壁の位置、確保できる開口の幅、2階をどこに載せるかが条件になります。2階をLDKの真上から外して配置すれば、柱の少ない大空間も取りやすくなるでしょう。同じ延床面積でも、上階の位置をずらすだけで1階に必要な柱の入り方は変わります。柱のない広さと吹抜けをどこまで求めるかは、耐震の計画と合わせて、設計の初期段階で決めておきましょう。
しかし、半平屋はさらに、2階部分を利用した吹き抜けや高窓など間取りを工夫することで、より開放的なリビングが作れます。
プライバシーに配慮して空間を分けることもできるので、個人の空間を確保しつつも家族が集まりやすい開放的なリビングで快適な暮らしがしたい人は、半平屋がおすすめです。
半平屋を建てるのにおすすめの工務店・ハウスメーカー5選

半平屋を建てるなら、施工実績のある工務店やハウスメーカーを選ぶと話が早く進みます。ただし、実績が豊富という言葉だけでは会社を比べられません。続く5社は、同じ順番で情報を並べて見てください。まず、公式サイトで確認できる半平屋や1.5階建ての商品と施工事例があるかを確認します。次に、上階が居室として使える型なのか、収納中心の小屋裏型なのかを見分けましょう。そのうえで、1階に主寝室と水回りを納められるか、施工エリアに自分の土地が入っているか、構造と断熱、空調をどう提案してくるかを並べます。公式の情報で半平屋の商品や事例を確認できない会社は、専用商品や実績数を推し量らず、個別プランで対応できるかを直接尋ねる相手として扱いましょう。
特に、以下の工務店・ハウスメーカーが半平屋を建てるのにおすすめです。
各ハウスメーカー・工務店がどういった半平屋を建てるのが得意なのかを把握しておくためにも下記から資料を一括請求し、それぞれの特徴を見比べてみてください。
コラボハウスは、1.5階建てを法令上は2階建てにあたる形式として整理し、準平屋や平屋風2階建てという呼び方も併せて紹介しています。自社の記事では間取りのアイデアと実際の施工事例を並べて示しており、半平屋がどんな形になるのかを具体的に読み取れます。対応しているのは愛媛、香川、徳島、高知、岡山、大阪、秋田の各エリアです。この範囲の外に土地がある場合は、依頼先の候補から外れます。
セイノーホームには、岐阜市にある中鶉のモデルハウスという実例があります。主寝室を1階に置き、日々の生活がワンフロアで完結する構成です。中庭とインナーガレージ、全館空調を組み合わせた部分二階の住まいで、間取り図では伝わりにくい天井高や視線の抜けをその場で確かめられます。ただし営業の拠点は岐阜であり、全国どこでも建てられる会社ではない点は押さえておいてください。
セキスイハイムは、パルフェ-bjスタイルのコンファティックを1.5階建て平屋として用意しています。平屋に小屋裏の空間とルーフバルコニーを足すタイプで、通常の天井高をもつ2階を載せる形とは成り立ちが異なります。用途や法的な扱いまで同じとは限らないため、検討している商品の上階が居室として使える部分なのか、収納として扱う小屋裏なのかを、プランごとに確かめておきましょう。同じ1.5階建てという呼び名でも、上に載る空間の性格は会社によって違う点に注意してください。
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まとめ

半平屋建ての家は、「効率よい生活導線を作りやすい」という平屋のメリットと、「家族との距離間を保ちやすい」という2階建てのメリットの両方を持っています。そのため、半平屋建てはコミュニケーションを取りつつもプライバシーを大切にしたい家族におすすめです。
しかしその反面、坪単価が高く広い土地が必要な平屋のデメリットと、バリアフリー性に欠ける2階建てのデメリットも併せ持ちます。
半平屋を建てる際には、あらかじめ将来どのように暮らしていくのか、具体的にシミュレーションしておかなければいけません。
そのためにも、半平屋の施工実績が豊富なハウスメーカー・工務店を選ぶのが良いでしょう。下記から資料を一括請求して、自身の理想を叶えるハウスメーカー・工務店を慎重に選んでください。




